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女も男も No.145 生理について話そう(ON145)

定価1,980円(本体1,800円+税10%)
B5判、96頁、並製
ISBN978-4-8450-1012-7

コロナ禍では「生理の貧困」が注目され、その後、生理をめぐる様々な社会課題が明らかになってきました。本号では、PART 1で、職場における生理と健康をめぐる認識の変化や生理休暇の再設計が進む様子を取り上げました。「母性保護」の一環としてつくられた生理休暇は、今、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点からの見直しが求められています。PART 2では、新しい生理の授業の提案と実践を紹介。特に中高校生が同世代向けに行った授業には、「生理のタブー視」を解消するヒントが詰まっています。生理からジェンダー平等や多様性について考える一冊です。

目次

PART 1 生理休暇のいま、これから

〈労働組合のとりくみ〉生理休暇は働き続けるうえでの基本のキ

──「生理休暇と更年期障害に関するアンケート」から

連合東京(会長・斉藤千秋さん、男女平等局局長・真島明美さん)

●とりくみ事例:誰もが取得できるセルフケア休暇を新設

東京地下鉄労働組合・辻村直美さんに聞く

〈労働組合のとりくみ〉教職員も子どもも生理休暇を取れる学校に

日本教職員組合女性部長・菊池ゆかりさんに聞く

〈企業のとりくみ〉生理のつらさを我慢しない社会、職場を目指して

株式会社ツムラ

月経の健康をめぐる世界の動向と日本の課題

所 浩代(福岡大学法学部教授)

生理でつらいなら婦人科に行こう

飯田 美穂(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室)

PART 2 生理の授業とジェンダー

生理の授業を考える

──保護者と協働するスパイラル・アプローチの提案

小貫 大輔(東海大学国際学部教授)

人権・科学・自立・共生

──性別にかかわらずともに生理を学ぶ意義

西 真理子(元養護教諭)

支え合いの社会を築いていきたい

──女子中高生が同世代向けに行う生理の授業

CLAIR.(クレア)

「生理のタブー視をなくす」をテーマに

──高校生が行う生理の貧困の授業

北原 琉愛(筑波大学学生)、石本 由布子(茨城県立牛久栄進高等学校教頭)

保護者の生理の知識をアップデートする

にじいろ(思春期保健相談士)

支え合うための月経教育

──男子学生の視点から月経教育の在り方を探る

陸口 雄斗(会社員)

PART 3 「生理」から見える日本社会の課題

生理のある身体も生きやすい社会へ

#みんなの生理(塩野 美里、谷口 歩実)

アスリートと生理

──「女性らしさ」にとらわれない選択肢のある社会へ

下山田 志帆(元サッカー選手)

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