
コロナ禍では「生理の貧困」が注目され、その後、生理をめぐる様々な社会課題が明らかになってきました。本号では、PART 1で、職場における生理と健康をめぐる認識の変化や生理休暇の再設計が進む様子を取り上げました。「母性保護」の一環としてつくられた生理休暇は、今、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点からの見直しが求められています。PART 2では、新しい生理の授業の提案と実践を紹介。特に中高校生が同世代向けに行った授業には、「生理のタブー視」を解消するヒントが詰まっています。生理からジェンダー平等や多様性について考える一冊です。